えみっこのメキシコライフ

相方の転勤によりメキシコ プエブラ州に2015年から住みはじめ、日本とはまったく違う、日々驚き満載なメキシコ生活と旅行好きな2人の訪れた素敵な場所を日記を通してご紹介していきたいと思います。

メキシコのお酒: メスカル(Mezcal)

メキシコのお酒と聞いて思い浮かぶのはテキーラですよね。


テキーラもメスカルも両方ともマゲイと呼ばれる植物を使っている蒸留酒。
ただし、使っている種類が違う&ハリスコ州テキーラ村周辺で作られているもののみテキーラと呼ぶ。
テキーラは工業的で大量生産されていて世界的にはメスカルよりもポピュラーですね。

 

一方メスカルはオワハカが主要生産地。
オワハカ以外にもプエブラなどでも認定を受けて生産されています。
多くのメスカル酒蔵は家族経営の小さいものが多いのも大量生産のテキーラとの違い。

 

オワハカ州へ旅行へ行ったならば是非訪れて頂きたいのがメスカルロード。
メスカル酒蔵が集まっている通りがあり、それぞれの酒蔵で製法を説明してもらってその後は試飲。

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こんな感じです。

 

メスカルの中には芋虫入りのものやサソリ入りもあります。

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メスカルの嗜み方。。。。
生の芋虫さんを出され。。。。

(普通はオレンジとチリ塩で頂きます)

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文化を理解するには現地の人に習え!という事で、、、、

 

コマ送りで一部始終をご紹介。

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ご察しください。芋虫の刺身とでも言いましょうか。。。。

 

 

では、簡単にメスカルの製法をご紹介。

メスカルに使われるマゲイはいくつか種類があります。

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1番主要なのはエスパディンと言われる種類。

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唯一栽培が可能な種類でその他のマゲイは全て野生。

 

使うマゲイは7-10年のもの。
Piñaと言われる根っこに近い上の部分を使用。
これをおよそ6日間土の中で焼き、
その後は伝統的な古い製法で馬が石を引っ張ってマゲイをすり潰す。
250Lの内、1度目の蒸留で取れるのは80L、アルコール度数は32度。
2度目で取れるのは30Lで50度。

全工程は約2.5ヶ月。

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そしてメスカルが作られるのは1年の中で12月ー3月の乾季中のみ。

 

とても独特なスモーキーな香りなメスカル。
最初は慣れず好き嫌いも分かれることもありますが、飲んで行くうちにどんどんとその魅力にハマり、今では家に200Lの樽を購入し常に50Lある状態に。笑

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是非試飲を色々として好きなメスカルに出会ってください!!!