えみっこのメキシコライフ

相方の転勤によりメキシコ プエブラ州に2015年から住みはじめ、日本とはまったく違う、日々驚き満載なメキシコ生活と旅行好きな2人の訪れた素敵な場所を日記を通してご紹介していきたいと思います。

🐢ウミガメ保護活動 プエルトエスコンディード

観光ビジネス先月のPuerto Escondido旅行で隠れ家的ビーチを散歩してる際に発見したウミガメの保護活動🐢。

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ウミガメは産まれたビーチに戻ってくる。

不思議ですよね。

 

プエルト エスコンディードでは通年に渡ってウミガメの産卵があり、いくつもの保護活動団体があります。

夜にビーチを何往復もしてウミガメが産卵を確認し卵を保護しています。

メキシコではウミガメの卵を盗んで食用に売る人たちがいるそうで、そういう人たちからの保護、他の動物たちに食べられてしまわないように保護。

 

ここで見られるウミガメは、きっちり45日で孵化。

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45日目の夕方4時に掘り起こして、目覚めさせ、鳥たちが餌として狙ってるので鳥たちの目が見づらくなる夕陽が沈む頃に海に向けて放します。

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だいたい100匹の内またビーチに戻ってくるのは8匹だそうです。

自然界は厳しい。。。。

 

頑張れ赤ちゃんウミガメ!!!!

 

旅行前はネットでウミガメの放流体験をしたくて検索。900ペソ安ーいなんて思ってましたが、、、、、

観光ビジネス目的で行なっているところもあって、900ペソの内団体に入るのはたった200ペソだったり、毎日観光客に見せられるように孵化した赤ちゃん亀を数日水の中にキープしてたり。本来なら孵化して直ぐに海に戻してあげないといくないのに。

 

私たちが遭遇しら団体は全て自然のプロセスを尊重して、観光ビジネス目的は一切なし。

近隣住民(外国人)の寄付などによって支えられている団体。

私たちも少しばかり寄付。

 

素晴らしい体験。団体によって色々あるからもちろん1番はウミガメが守られることだけど、裏事情をしると私たちが遭遇した団体のような団体がもっと働きやすいようになってくれればなーと思う。

 

でも本当に本当に素晴らしい貴重な体験。

ウミガメ赤ちゃんが一歩一歩歩いて本能で海に歩いていく姿は感動。

1匹でも多くのウミガメ赤ちゃんが力強く成長してまた戻ってきてくれますように。。。。🙏

メキシコビーチPuerto Escondido、サーフィンの名所

Puerto Escondido(プエルト エスコンディード)はオワハカ州にある、太平洋側のビーチ。

カンクンなどのカリブ海では見られない夕陽が沈むビーチ。

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人口およそ5万人の小さな街。主要産業は観光、特にサーフィン!
ここはメキシコ内で有数のサーフィンの名所。
波もピーク時(2月、3月頃らしいです)は4、5mにもなるらしいです。

 

私たちは今回11月に8日間滞在。
雨季も終わり、台風シーズンも去った今の時期は湿度も低くとても過ごしやすい。
と言っても日中は30度。でも朝は風が通り抜けてとても爽やか。波の音とヤシの木葉っぱが揺れる音で目覚め(私は鶏さんたちのコケコッコーで起きてましたけど。笑)、
夜は波の音をBGMに寝る。のんびりとした時間が一日中流れます。

 

今回はAirbnbでお家を借りてよりのんびりと。
朝はヤシの木の目の前でバルコニーで朝食。
その後歩いて5分のビーチで昼過ぎまで本を読んだりしながらフレッシュココナッツジュースを頂く🥥

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お昼はたまーに家に帰って地元の八百屋さんでゲットした食材で自炊したり、たまーにビーチハウスで新鮮なお魚を頂いたり。

夜は近所のレストランで。


今回初訪問のPuerto Escondidoだったので、土地勘がなかったものの、借りた家の地区はLa Puntaというサーファーが多く滞在するヒッピーエリア。リーズナブルで美味しいレストランが結構ありナイスチョイス!

 

その他にもBacocho(バコチョ)というビーチに隣接している住宅街や、Zicatela(シカテラ)というホテルが集まったビーチ地区もあります。

 

Puerto Escondidoは太平洋側にあるので、夕陽が海越しに沈むのを毎日見れます。

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この時間になるとみんなビーチに出てきて浜辺に座り静かに夕陽が沈むのを眺めます。
海風が心地良く、太陽がどんどんと沈んで行くのを見て心が浄化されていく感じ。
美しい夕陽は毎日見ても飽きることはまったくありませんよね。

 

ビーチでゆっくり過ごすのはもちろん、早朝にイルカ🐬ツアーに行ってきました。
ビックリするほどの大群!200頭以上のスピニングドルフィン。

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運が良ければ冬はクジラも見られるかも。また海亀がプカプカしていたり。

そして、、、ビーチを散歩していたらウミガメの保護活動に遭遇。

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こちらは次のブログで詳しくご紹介。

 

自然満載な静かな観光地。
少しヒッピーな小さな街。
カリブ海とはまた違った魅力のメキシカンビーチ。
是非訪れてみてください。

最後に訪れた美味しいレストランをご紹介かい!

 

1) Lychee(リチー)

La Punta地区にあるタイ料理レストラン。夜のみオープン、定休日は月曜。

想像以上に美味しかった。まさかタイ料理が食べられるとは。3度訪問。

パパイヤサラダ、生春巻き、揚げ野菜春巻き、トムヤムクンなどの前菜にメインプレートは野菜たっぷりボリューミーなグリーンカレー、野菜たっぷりのバジル炒め、本日の魚プレート(私たちの時は照り焼き)、パッタイなど。

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カード使用可◎

但しチップは現金のみ。

 

2) Alivo Italian(アリーボ イタリアン)

La Puntaのビーチから歩いて3分ほどのイタリアンレストラン。

ここも想像以上の美味しさ。2度訪問。

トマトブルスケッタ、イカリング。どちらも絶品!

メインはハンバーガーやパスタ、タコスなど。

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カード使用不可✖️

 

3)  Costenito(コステニート)

Zicatelaビーチにある魚介専門レストラン。

ワンプレートが大きい!前菜にセビーチェをオーダーしようと思ったものの周りのテーブルを見てメインのみに。

タコのバジル焼きとロバロ(白身魚)をオーダー。

絶品!タコの柔らかさ!白身魚も炭火で焼かれてふわふわ絶品!

サラダとポテトが付いてきます。

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カード使用可◎

 

4) Almoraduz Cocina Mexicana de Autor (アルモラードゥス)

予約必須のBacocho地区にあるレストラン。洗練されたメキシコ料理。

出来ればTシャツ短パンでなく少しオシャレして行きたいレストラン。(観光客のアメリカ人の多くはTシャツ短パンでしたけど、、、)

全てのお料理がアートのように目にも美しい。

シェフおすすめのプレートが楽しめるコースも500ペソとリーズナブル。

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Puerto Escondido ナンバー1のレストラン!

カード使用可◎

 

是非美味しいご飯も楽しんでください!

 

 

San Miguel de Allende 美味しいレストラン

以前サンミゲル デ アジェンデのご紹介をしましたが、週末に再びサンミゲルを訪れたのでその続報。追加情報です。

 

中央広場 ソカロから徒歩2分に位置するホテルCasa 1810。

この屋上に『Trazo 1810』というレストランがあります。

テラス席もあるのでお天気の良い日はランチも◎

歩き疲れた後の休憩でカクテルを頂くのも◎

 

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教会も眺めることが出来て素敵。

 

ディナーもとても美味しくとってもオススメ!

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コーヒーもオシャレに。

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是非立ち寄ってみてください。

きっとお気に入りの一つになるはずです😊

 

 

メキシコ人の不思議なところ

一時帰国やらでしばらく更新が出来ていませんでした。。。。。

 

久々の投稿はメキシコ人の不思議なところ。

というか、、、日本人(きっと日本人だけではないと思いますが、、、)では理解が出来ないこと。

これはお国柄なのかな、どうなんでしょう。。。

 

9月の地震の後、特に家に被害は無かったものの少し家の補修、メンテナンスが必要になったのでオーナーさん通じて建築士にチェックしてもらう事に。

メンテナンスが必要な箇所を一緒に見て、

 

建築士 『明日、一度大工さんに状態見てもらうよう手配します。で、来週火曜からまずは外側をやって、次に中。他の箇所はホコリとか出るから旅行中にやりましょう』

 

翌日の土曜日、待っても誰も来ない。

日曜日、もちろん誰も来ない。

月曜日、誰も来ない。

火曜日、来たっ!!

 

でも始めたのは、中側。

あれ??外側は?

まー作業してるからいっか。。。。

水曜日、引き続き中側の作業。

木曜日、お手伝いさんがいないのでこの日の作業はなし。

(お手伝いさんは週3日、火・水・金に来てもらっていて、これらの日以外は家に誰もいない中作業をして欲しくないので作業はなし)

 

金曜日、誰も来ない。

土曜日、もちろん誰も来ない。

日曜日、来るわけがない。

 

何でーーーーー!

作業途中ですよーーーーー!

 

と、いきなり作業途中でも来なくなってしまう。

今回が初ではありません。

過去に幾度となく。

 

来ると言って来ない。

いきなり来なくなる。

 

慣れたわけではありませんが、もう驚かなくなりました。

あ、、、またか。と。

 

建築士に電話して状況伝えても進展しないことも多々。

最後はオーナーさんにチクる。

そうすると、翌日から作業は再び開始される。。。。

 

何でかなー?

不思議。

 

他にももっと不思議なこと、ちょっと理解しがたいことあります。

また遭遇したらご紹介したいと思います。

 

そんないい加減なこともありつつも、メキシコいい国ですよ。笑

メキシコのお酒: メスカル(Mezcal)

メキシコのお酒と聞いて思い浮かぶのはテキーラですよね。


テキーラもメスカルも両方ともマゲイと呼ばれる植物を使っている蒸留酒。
ただし、使っている種類が違う&ハリスコ州テキーラ村周辺で作られているもののみテキーラと呼ぶ。
テキーラは工業的で大量生産されていて世界的にはメスカルよりもポピュラーですね。

 

一方メスカルはオワハカが主要生産地。
オワハカ以外にもプエブラなどでも認定を受けて生産されています。
多くのメスカル酒蔵は家族経営の小さいものが多いのも大量生産のテキーラとの違い。

 

オワハカ州へ旅行へ行ったならば是非訪れて頂きたいのがメスカルロード。
メスカル酒蔵が集まっている通りがあり、それぞれの酒蔵で製法を説明してもらってその後は試飲。

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こんな感じです。

 

メスカルの中には芋虫入りのものやサソリ入りもあります。

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メスカルの嗜み方。。。。
生の芋虫さんを出され。。。。

(普通はオレンジとチリ塩で頂きます)

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文化を理解するには現地の人に習え!という事で、、、、

 

コマ送りで一部始終をご紹介。

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ご察しください。芋虫の刺身とでも言いましょうか。。。。

 

 

では、簡単にメスカルの製法をご紹介。

メスカルに使われるマゲイはいくつか種類があります。

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1番主要なのはエスパディンと言われる種類。

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唯一栽培が可能な種類でその他のマゲイは全て野生。

 

使うマゲイは7-10年のもの。
Piñaと言われる根っこに近い上の部分を使用。
これをおよそ6日間土の中で焼き、
その後は伝統的な古い製法で馬が石を引っ張ってマゲイをすり潰す。
250Lの内、1度目の蒸留で取れるのは80L、アルコール度数は32度。
2度目で取れるのは30Lで50度。

全工程は約2.5ヶ月。

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そしてメスカルが作られるのは1年の中で12月ー3月の乾季中のみ。

 

とても独特なスモーキーな香りなメスカル。
最初は慣れず好き嫌いも分かれることもありますが、飲んで行くうちにどんどんとその魅力にハマり、今では家に200Lの樽を購入し常に50Lある状態に。笑

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是非試飲を色々として好きなメスカルに出会ってください!!!

ハンドメイド品の宝庫 オワハカへの旅

週末にドイツへ帰国してしまう友人たちとオワハカ旅行へ。

 

オワハカ州はプエブラ州の隣に位置し、車で約4-5時間。
オワハカ州はハンドメイド工芸品や、メスカルという蒸留酒の産地です。

 

私達の旅は古代遺跡のモンテアルバン(Monte Alban)からスタート。

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メキシコには多くのピラミッドが存在しますが、ここはもっと古いものの一つと言われています。
紀元前1000年から紀元後1000年の約2000年存在し、山の上に位置しているモンテアルバンは雲がよく山にかかることから、自分達のことを『雲の上の人』と呼んでいたそうです。

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全てのテンプロと呼ばれる神殿は東西南北に位置し、観測所のみが斜め。

凄ですよね、3000年も前に星の位置、太陽の位置から方角を出したり、石の積み方も計算されて崩れないようになっている。

遺跡の一部にはまだ壁画が残っていたり、登ることも可能です。

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その後、アレブリーヘス(Alebrijes)と言う木彫りアートの町 サン マルティン ティルカヘテ(San Martín Tilcajete)へ。
この町全体がアレブリーヘスを作っている工房でいっぱい。
最も有名なのは
Jacobo y María(ハコボ イ マリア)という夫婦の営む工房。

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私達はいつもこことCasa Don Juan(カサ ドン フアン)とNestor y Leticia(ネスター イ レティシア)の工房を訪れます。
毎回彼らの繊細な手仕事には驚くばかり。

アレブリーヘスの工程。
1) コパルという木を削り作品の形作り
2) 1-1.5ヶ月程の自然乾燥、ヒビ入った物を破片、粉で補修
3) ガソリンで虫殺す
4) 焼きを入れる
5) ベースカラー塗る
6) 絵柄着け


全行程に大きさにもよりますが約8ヶ月。大きいものだと1年を超えるものも。

 

もしこの町に訪れてお腹が空いたら、Azucena Zapotecaへ。
町の中にはちゃんとしたレストランがありません。なので町の入り口前にあるこのレストランへ。
店内はカラフルでご飯も典型的なメキシコ料理。

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オワハカグルメのTlayudaトゥラユーダ。

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モレ ネグロ。

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次はオワハカ市の中心へ。
中央広場のソカロの隣には大聖堂であるカテドラルがあります。

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また色々なギャラリーやメスカル屋さんが中心にはあるので、歩いて色々なお店に入ってお気に入りを発見。
素敵なレストランやバーも沢山。

私のお気に入りは

 

Pitiona ピティオナ
Cocina de autorと言われる小さなポーションで6品、9品出てくるコース料理。

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シェフお勧めの一品が次々と出て来ます。
是非。

 

Los Danzantes ロス ダンサンテス
素敵な空間のレストラン。洗練されたメキシコ料理です。お昼に行くと明るい店内でとても気持ちがいいです。

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レストランの外には素敵なショールやポンチョなどがあるブティックが。
私達もポンチョを二つ購入しました。

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Casa Abuela カサ アブエラ(おばあちゃんの家)
ソカロの角の二階に位置するレストラン。
カジュアルでホームスタイルのメキシコ料理が楽しめます。

 

Catedral カテドラル
ソカロから1ブロックの角にある素敵なレストラン。
アコースティックギターのライブミュージックがあったり、心地よい音楽と美味しい料理。

オワハカにいるんだから、、、と、食後は毎回メスカルで乾杯。

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お店の人に言えばテイスティングしてからどれを飲むか決めれるので是非聞いてみてください。

 

これにて初日終了。

 

2日目は世界一大きいと言われている『木』 トゥーレ(Ture)を見に。

2000年以上もの樹齢。

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 写真では収めきれない大きさです。

 

その後、メスカルを生産している酒蔵へ。
メスカルについては次のブログにて詳しく書きたいと思います。

 

オワハカは見所沢山。
今回は時間がなくいけませんでしたが、
天然のプール
ハンドメイドカーペットの町
刺繍工芸品の町
など、まだまだ沢山!

 

是非メキシコ旅行の際には訪れてください!!

9月19日発生:メキシコ地震

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ニュースでも大きく報道されているメキシコで起こった地震。

32年前の同じ9月19日にメキシコで大きな地震が発生し、大きな被害、沢山の人が亡くなりました。

以来メキシコでは、この9月19日 11時に学校、政府関連施設では毎年避難訓練が行われます。

今年も例年と同じように訓練が行われ、子供達も教室に戻ってしばらくしてから本当の大きな地震が発生。

 

震源地は私が住んでいる州、プエブラ州。住んでいるプエブラ州プエブラ市からは80km程離れているところです。M7.1。震源地が浅いこともあり揺れは大きく、被害が大きくなりました。多くの建物が倒壊。

 

こちらの写真はメキシコシティの被害。

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こちらは住んでいるプエブラの旧市街地の被害。

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きっと日本では大きく被害が出ない地震規模。

でも悲しいことにメキシコは貧しい人たちが国民の半数を超えています。故に彼らが住んでいる建物はもろく、今回の様な地震では被害が出てしまいます。

またこちらの主要な建築方法(一軒家)はレンガ。私の住んでいる住宅街はプエブラの中で1番高級な住宅街ですが、この写真は建設中の2軒隣の家。見ての通りレンガです。

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流石にフラクショナミエント(fraccionamiento)と呼ばれるセキュリティゲートのある住宅街の家は倒壊はしませんが、一部の家には壁にヒビ、ガラスが割れるなどの被害あり。

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ここから想像できるように、日本では出ない被害がこちらでは出てしまう。

地震に対する建築基準法があるとはいえ、それは32年前の地震後のこと。

多くの建物はそれ以上の築年数。また違法建築も多いと聞きます。(お金を渡せば満たしていなくても通る、、、、らしいです。。。)

 

築2年の近所の大きなマンション。ガラスは割れ、壁にもヒビ。住人はもちろん避難。

他のタワーマンションの多くも同様。

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また、日本では考えられない犯罪も発生します。

住んでいる住宅街の前にある大通り。

地震発生後、信号機が機能せず交通渋滞。

その渋滞を狙って強盗が発生。

州知事からもツイッターにて警告が出されました。

 

しかし、悲しい、怖いことばかりではありません。

翌日には多くの市民が被災した人々のための救援物資を買い求めコストコや大型スーパーに。

 

私も友人一家と買いに行きました。

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子供達はサンドイッチを作って、被災者へ配りに。一つ一つには手書きのメッセージも付けて。

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今は駐在員としてメキシコにいる私達。

メキシコという国の悲しい部分も、怖い部分も知っています。

でもそれ以上に素敵な人たち、素晴らしい文化、まだまだ可能性が沢山ある国だという事も知っています。

住む前には想像もしていなかったくらいに私達はメキシコが大好きになりました。

駐在が終わって他の国に行ったとしても、最後に戻ってきたい国はメキシコ。

 

1日も早くメキシコが復興しますように。