えみっこのメキシコライフ

相方の転勤によりメキシコ プエブラ州に2015年から住みはじめ、日本とはまったく違う、日々驚き満載なメキシコ生活と旅行好きな2人の訪れた素敵な場所を日記を通してご紹介していきたいと思います。

メキシコから日本へのペット輸入方法【詳細情報有り!】

メキシコの4年間の生活が終了。

次なる国は、、、、なんと日本!

ドイツ企業で働くポーランド人の相方様、6年前まで日本駐在だったので2度目はないと思っていたら、、、なんと!

4月1日より日本生活になりました。

 

で、ここで大問題が!

我が家の猫たち。

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日本への動物の輸入はとても厳しく準備にとても時間がかかる。

島国だし、日本に存在しないウィルスが入り込まないようにというのはとっても分かる。

理解はとてもするんですが、、、あまりにも期間が長い!

きっと日本人の方が海外駐在で日本へ帰国するならちゃんと準備期間は念頭におかれていると思いますが、なんせ日本に行く予定が全くなくいきなり会社からまた日本へ4月から行ってと1月に急に言われ、正式内示は2月....!タイムアウト!

なので、ここにざっとまとめてみました。

 

準備は余裕を持って帰国の8、9ヶ月前からすべし!

 

① マイクロチップ埋め込み&第1回狂犬病予防注射(同日OK)

30日の期間を空けて

② 第2回狂犬病予防注射&採血(同日OK)

     採血日から180日の待機期間要

③ 帰国40日以上前に動物検疫所へ輸入申請書の送付

④ FormACの記入、猫の健康診断

⑤ SAGARPAへの書類提出

⑥ 帰国

 

ではここから詳しく書きます

 

① ②は動物検疫所への輸入申請をする前のプロセス。かかりつけの獣医さんで普通に対応可能です。

マイクロチップをメキシコで装着する場合はきちんと対応ISO番号のもの。

そして装着後ちゃんと読み取れるかリーダーでチェックを必ずしましょう!

このマイクロチップが猫のパスポートみたいなものになり、全ての書類に識別番号として記載されるので、もし読み取れなかったらアウト!

 

で、次からがやや面倒。

 

狂犬病の抗体がしっかりと体内に作られたかを確認するため、2回目の狂犬病予防注射後に採血して研究所に送らないといけません。

が、政府指定の施設でなければならない。

私の場合、メキシコには指定施設がないのでアメリカ カンザス州の研究所まで送らなければいけませんでした。

 

獣医さんもやった事がなく、2人してネット検索しまくりでとある日本人の方の個人ブログにたどり着き、このプロセスをお願いした獣医さん情報が記載されていたので電話してやり方を全て教えてもらう&後に私の獣医さんから委託してもらいました。

(委託代は1匹9000ペソ払いました。。。)

この獣医さんは在メキシコ日本大使館のHPにも載っていました。

https://www.mx.emb-japan.go.jp/rijijohou/taizaichuu-inunekokeneki.htm

 

Medicos Veterinarios - Dra. Maria del Rocio Chavez Cabrera
Presa Pabellon 8, Col. Irrigacion, Delegacion Miguel Hidalgo C.P. 11500, Mexico, D.F.
Tel. 5395-0466, 5557-1805

 

さて、次に日本への申請

帰国日の40日前までに到着空港の動物検疫所へ申請をします。

血液検査の結果も一緒に送付します。

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*後日変更届けも出せるので日にちが確定していなくても早めの日付で申請もしくはざっくりでも申請できます。

 

申請が受理されると届出受理書が返送されます。

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後は帰国日が近づいたらFormACを獣医さんに記入してもらい、出発国の輸出許可書をSAGARPA(日本の動物検疫所のような所)から入手。

獣医さんが必要な健康証明書を作ってくれるのでそれと共に持って行く。

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ここでメキシコのルールとして出国48時間前の健康診断。

バタバタなのにそんな直前!?

ここは1週間くらいにして獣医さんに日付を出国2日前にしてもらい、SAGARPAでは再び2日前にもしまーすと言っておけばOK。

 

この健康診断書に加えて、猫の健康手帳にある以下のページのコピーも必要。

- マイクロチップ

- 狂犬病予防注射

- その他の予防注射など


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SAGARPAでの手続き、スペイン語に自信がない場合は獣医さんにお願いしましょう。

私はそこそこ喋れる&旦那がペラペラなので自分達で行きました。

但し、受け取りはサインが必要なので自分で行かないとダメです。

書類受け取りは翌日以降になるので時間に余裕を持つことオススメします

加えて、、、、私たちは悲劇に見舞われ。。。

 

⑴ 獣医さんの書類記載ミス(マイクロチップ番号間違え)

⑵ SAGARPAも書類記載ミス(マイクロチップ番号間違え)

ちゃんと番号は入念に確認しましょう!!

3日間通いました。。。。。。

 

そして、一部のSAGARPAは毎日開いてなかったり、時間が短かったりするのでそれも要確認。

PueblaのSAGARPAは平日毎日 12-2時の2時間だけ。

 

きちんと書類が整うとこんな感じ。

FormAC全部記入された状態。

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SAGARPAからの書類。オリジナルとコピーの2部もらう。
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揃ったら念のため、動物検疫所へ送付し事前確認してもらうと、日本空港に到着後手続きがとてもスムーズで1時間以内に出れます。私たちは20分程で終了しました。

 

最後は空港へ早めに行き、手続き。

空港の到着フロアのスタバの横にSAGARPAがあります

24時間対応。

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書類のチェック、空港の獣医さんによる簡単な健康チェック後サインをもらい完了!

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晴れて空港カウンターで猫もチェックイン!

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日本の空港につくと手荷物受取の所まで空港職員の方が持って来てくれます。

動物検疫所に行って全ての書類を提出。

マイクロチップの読み取りをしてもらい終了。

最後に輸入検疫証明書が発行されます。

これはもし海外に行く場合必要になるので大事に保管しましょう

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長かったプロセスもこれでほぼ終わり。

自分お疲れ様!!!!

 

 

こぼれ話。

我が家は日本に来るタイミングで待機期間が100日ちょっと不足。って、半分以上じゃん!苦笑

という状況でした。

 

待機期間を満たしていない動物は空港で預かってくれる施設があるのでそこを利用することも可能。

但し、費用がかかるのと動物がストレス等でで病気になっても獣医さんに来てもらうことはできてもその場でできる治療のみ。手術とかが必要でも施設からは出せないためリスキー。

 

費用は3000円/日。

うちは2匹で同部屋割引でも5500円/日。

100日以上だとざっと50万以上。無理です。

払えませんし、何よりも狭い空間に長期間も閉じ込めはあまりにも可愛そう。

ありがたい事に友人が面倒を見てくれると申し出てくれたのでそのご好意に甘えさせてもらいました。

 

なので待機期間が終了して旦那様とメキシコへ引き取りに飛んだわけです。

 

飛行機に乗せるのも航空会社にもよりけりとは思いますが、ANAの場合は一機につき3匹まで。なので早めにフライト予約が必要。

1匹 400ドル。

電話で予約して、現地空港カウンターでの支払い。

加えて席に一緒に持ち込み可能な航空会社と不可で預けなければいけない会社とがあるので要チェックです。ANAは貨物扱い。ちゃんと気圧空調が客室同様の環境になっているので安心。

ケージの大きさ、仕様、水分補給の確保など規定があるのでこれも要チェックです。

 

 

以上、ざっとですが経験を基にまとめました。

お役に立てば幸いです。